DATA
- 所在地:長野県諏訪郡富士見町
- 構造:木造2階建て
- 設計施工:木村工務店
長野県諏訪郡富士見町。八ヶ岳南麓、標高1,100メートルに位置するこの地で農業を営むKさんご一家は、3年前に新築の家を建てました。ご夫妻にお話を伺いました。

家を建てようと思ったきっかけ
──富士見町にお住まいになった経緯と、家を建てようと思ったきっかけを教えてください。
(奥様)私たちはもともと長野の上田出身で、主人が農業をしていて、その都合で富士見に移住してきました。最初はアパートに住んでいたんですが、子どもが3人いて、2DKのアパートではもう限界で。寝る場所もギュウギュウで。
(ご主人)農家をやっていると、トラクターや農機具を置くスペースも必要なんですよね。土地を探していて、ちょうどいい場所が見つかったので、ここに家を建てることにしました。

──土地はどのようにして見つけたんですか?
(奥様)農地も家を建てる敷地も、自分たちで探さないと出てこない感じでしたね。土地探しには結構時間がかかりました。
(ご主人)この辺りは農業振興地域で、建物を建てられる場所が限られているんです。不動産屋さんに出ているような物件ではなかなか見つからなくて、自分で探し回りました。ここは私が研修していた農家さんが使っていた土地で、地主さんに直接聞いたら売ってくれることになって。

──木村工務店にお願いしようと決めたきっかけを教えてください。
(奥様)それまでいろんな住宅メーカーや工務店を見て回って。長野県内で何社か話を聞いたんですけど、なかなかしっくりくるところがなくて。
(ご主人)自分もネットでずっと探していて、それで木村工務店さんを見つけて。「ここの近くだし、山梨だけど一回行ってみよう」ということで相談しに行きました。

──他の工務店さんではどのような点が気になりましたか?
(奥様)一社、かなり話を聞いていたところがあったんですけど、予算の中だとできないことが多くて。半分くらいはもう決まっていて選べない部分があったり、自由にしようとすると全部プラスプラスでかかってきますよって言われて。

塗り壁にしたいとか、外壁もこういう感じにしたいとか、やりたいことがあったんですけど、そこではやりたいことがあまりできてない状態で、結構な予算になっちゃって。

家づくりのこと
──木村工務店との打ち合わせの様子をお聞かせください。
(ご主人)木村さんのところは、本当に全部注文住宅という感じで。こちらの希望を積み上げてくれて、それを形にしてくれました。
(奥様)やりたいことがすぐ伝わるって感じでした。言ったらもうすぐにわかってくれる。社長さんとじっくりお話ししたんですけど、こっちが望んでいるものと向こうがやりたい感じが合っていて、どんどん話がポンポン進んでいきましたね。

──この家で特にこだわった点を教えてください。
(奥様)やりたいことは本当に全部詰め込みました。塗り壁、タイル、土間、無垢の床……外壁もグレーの塗り壁の大屋根の家がいいって言って。キッチンの後ろのタイルも、ずっとやりたかったことなんです。

(ご主人)土間は、自分が外仕事で長靴で出入りするから欲しいなと思っていて。結局、今は土足で奥までは入らないで、家の内みたいな使い方をしていますが、妻がキャンドル作りをしたり、子どもたちがパソコンをしたり、いい使い方ができています。

(奥様)あと、玄関の吹き抜けですね。吹き抜けのおうちに憧れはあったんですけど、音が響くのが嫌で、リビングは吹き抜けにしたくないなと思っていたんです。そしたら「じゃあ玄関だけ吹き抜けにしますか?」って提案してくれて。

それが今もすごく良くて。開放感があって。リビングにいても、2階で寝る時に音も気にならないし。お客さんも玄関入った時に「わあ、広い」って言ってくれます。木村さんの提案がなければ、ここは吹き抜けになっていなかったんです。

──予算とのバランスはいかがでしたか?
(奥様)もちろん費用はそれなりにかかりますけど、他のところだと「これもできない、これもできない」という感じになりつつあったのが、木村さんでは予算と要望のバランスが取れて、やりたいことができました。

壁紙も、2階は塗りじゃなくて、塗り壁みたいに見えるクロスをおすすめしてくれたり。これ、いいなあって思ってます。

八ヶ岳での暮らし
──ここは標高が1,100mもあるんですね。冬は寒いですか?
(奥様)冬は確かに寒いですけど、もう慣れましたね(笑)。それより夏が涼しいのがいいです。上田より住みやすいかな。上田は夏、以外とジメジメして暑いんですよ。ここは高原?なので、体感が全然違いますね。
──お家の中の暖かさはいかがですか?
(奥様)暖かいです。冬も、朝だけエアコンをつけて、日中はつけなくても大丈夫な日が多いです。

──家を建てて、暮らしやお仕事はどう変わりましたか?
(ご主人)農業をやっていると、地元に家を建てて住んでいるということで、周りからの信用が得られるんですよね。地元の人になれるというか。畑を借りるにしても、向こうも「ここで家を建てて住んでるなら安心」って思ってくれるみたいです。近所の方が畑を貸してくれたりしますし。



──他県の工務店に依頼するのは不安でしたか?
(ご主人)そうですね。長野に住んでいても、山梨の工務店にお願いできるんだなって(笑)。
この辺りは北杜市のすぐ隣りなので、すぐ来て対応してくれましたし、あまり不安はなかったですね。長野だからとか山梨だからというよりは、自分たちがお願いしたいと思える工務店に出会えたのが良かったですね。
──Kさんご夫妻、お話をお聞かせくださり、ありがとうございました。
取材:2024年秋

